秋シーズンpart1 俳優デビューでサンキュー！

気がつけばもうこんな季節！！　今年の秋シーズンはしょっぱなから激動の展開で、夏のようにまとめて振り返ったらパート5くらいまでになってしまうので、9月からの前半振り返りをやっちゃいましょう。その前半も2回にわけてになっちゃうかも。とにかく、お芝居に出演した一週間がとても濃密で、それだけで秋前半パート1になってしまいそうな(@@;)

俳優デビュー！？

なんとなんと！！　お芝居に出演することになったこの秋。56歳にして俳優デビュー！？　

2月にミニライブをさせていただいた長野県松本市の『スタジオ365松本うらまち』。ここではもう3年前から『うらまちOFF-OFF BRRADWAY』として20作も演劇公演が上演されています。

その主催で作演出されいている林邦應さんが｢サンキューさん、ぜひうちの芝居に！！｣と熱烈オファーをいただきました(^0^;)　まあ芝居の中で多少パフォーマンスをすればいいかと引き受けたら、なんとなんとなんと！！！！

こんな台本が送られてきて、ぺらっとめくると登場人物表が･･･

サン(天使)が僕の役？　てか、一番最初に書いてあるってことは主役？？？？　主役でないにしてもなんか重要な役っぽい！！！？？？　そして読んでみると、なんとなんとなんと！！！！　81カ所セリフがある！！！！！　自分の舞台公演でも芝居っぽい演目がありセリフはたくさんしゃべっているものの、それは自分で書いたものだし、忘れても一人でやってるのでどうとでもなる、でもこれは相手がしゃべったものを受けて自分が返すというちゃんとしたコミュニケーションをしなければならないのです。うわ！！！　大丈夫か･･･　と不安ばかりの劇場入り。

テンション爆上がり！！

セリフを覚えられるのか？　ちゃんとその役をこなせるのか？　そもそも芝居はできるのか？　プロの俳優さん達の足を引っ張らないのか？　とその不安を一気に払拭してくれたのが、この衣装！

ブリキの人形と藁の案山子の二役を同時にやっている大道芸人という設定。まあその設定はおいといても、この衣装でなぜか不安は一気に吹っ飛んでワクワクがとまらない状態に(^o^)

稽古に突入！

まず芝居うんぬんよりも声の出し方から教わります。｢もっと前に声を出して｣と演出の名和利志子さん。前に出してと言われたのでさらに大きく声を出すと、どうやらそういうことではなく、｢10メートル先の人にささやいてください｣と。なるほど、逆に力を抜くのか。確かに速い球を投げる時に、力を抜いた方が球速が出るのと同じで、力を抜くと声が届くのだと。これを習得するまでに3日かかりました。｢やっと抜けたね｣と名和さんと邦應さん。まあまだまだでしょうが、最低限のラインまでは来たのかと。

恐るべし俳優たち！

共演した俳優の大西来未(くるみ)さん。彼女一瞬でボロボロ泣けます。同じシーンを何回かやっても、一度涙を引っ込めてまたすぐに涙がボロボロと。男優の岡田健(たける)さんも涙を自由に操れる。それに2ページもある長ゼリをよどみなく言えて、やっぱりこのシーンこうやってと演出されると、その通りすぐ出来る！！　俳優、凄ッ！！！！　映画やドラマを見る目が変わりました！！　

無事に幕が開き！

台本もこんなにボロボロになり、なんとかセリフは入ったか。

僕を含めて4人の出演者、3人は関東からということで全員そろって通せたのが二日前。それでも皆さん、プロです。難なくこなします。僕も、なんちゃって芝居ながらだんだんと楽しくなり(^o^)　そして全てのシーンが繋がり、上の写真の人物相関図のようなお芝居が完成。無事幕が上がりました。

各紙で取りあげられ！

新聞などでたくさん取りあげていただき、

大勢の皆さんにお越しいただき、東京や関西から大道芸のお客さんも駆けつけてくださり、

俳優デビュー戦、僕のはなんちゃって芝居でしたが、気持ちよく終えることができました(^o^)

またこのメンバーで来年の2月にあるそうです。ドキドキワクワクの来年の早春になりそうな(^0^;)

番外編　有名ユーチューバーと！

長野県にお住まいの方、そして食べ歩きのYouTubeを見ている方ならご存じでしょう、有名ユーチューバーの大西祐次郎さん。僕も以前から大西さんの番組を好きでよく見てました。とにかくよく食べるんです、よく飲むんです、あとギャグるんです(^o^)　ビールをゆっくりスライドさせながら｢ビルトコンベアー｣的な(^o^)
その大西さんがなぜか客席にいらっしゃり！？　あれ、｢ユーチューバーの･･･｣と！？
そうなんです、実は

共演した大西来未さんのお父さんがユーチューバーの大西祐次郎さんでビックリ！！！

公演の打ち上げの時、来未さん、まだ19歳なので飲まないと。学校のコンパとかで飲んだことないの？と聞くと、私20歳になってから飲むと決めてるんです！と。　そういえばあの打ち上げの時もうすぐ飲めます的なこと言ってたっけ。来未さん、おめでとうございます。動画見たら、しっかり飲める体質なようで、次の公演の打ち上げでは飲みましょうね(^o^)
そうそう、来未さんから、好きなオジさんランキング1位をいただきました(^0^;)　2位はお父さんだそうです(^0^;)　好きな男性ではなくてオジさん･･･(^0^;)　でも光栄です(^o^)

番外編　アウトドアのレジェンドと！

アウトドア雑誌『BE-PAL』にずっと連載されている旅作家でアウトドア界のカリスマ・シェルパ斎藤さんと、この劇場をきっかけにお会いすることができました。僕は斎藤さんのことを存じ上げなかったのですが、アウトドア好きな方に聞くとみんな知ってると。凄い人だよと。

このスタジオ主催の林邦應さんが今度始める配信番組のテーマが〝旅〟でそのホスト役がシェルパ斎藤さん。そして僕が第一回目のゲストでもう撮影は終わってます。また配信の予定がわかり次第お知らせします。
斎藤さんの予習にと自伝『あの時僕は』を読んで、かなりの衝撃です。奈川村という松本の山奥で生まれ育った斎藤さん。僕の故郷の旧木曽郡楢川村も相当な山奥ですが、まだ中山道という街道沿いということもあり電車も通っているので、似た境遇ながらも自然への感覚が全然違います。さらに斎藤さん、僕の高校の8つ先輩なんですが、高校3年の時に一家離散の憂き目に遭い、新聞の奨学生をしながら東京で一人暮らしをするなどの苦労人。それをユーモラスに語ることのできる斎藤さんにとっては、揚子江をゴムボートで下ったり、60を過ぎて日本を自転車で縦断したり、60のおっさんになってヒッチハイクしたりなんて、どうってことないんでしょうね(^0^;)
｢大道芸のがドキドキするでしょう｣と斎藤さん。いえいえ･･･　まあ僕のやっている大道芸はドキドキしかありませんが(@@;)

60を過ぎても若者よりもがむしゃらに突っ走っている斎藤さん。50後半でもがいている僕はまだまだひよっこですね(@@;)　愛と勇気だけが友達さ、と斎藤さんなら言い切れますね、きっと。またお話伺いたいです。

さて、この辺の秋のパフォーマンス状況も話さなきゃならないのに、やっぱり長くなっちゃった～(@@;)(@@;)