さあ、第三弾は10月後半。この秋の新作『アンパンマン』は2巡目でだいぶまとまってきた。『国宝』は一巡目、輪郭が出来た程度。まだまだやり込みが必要。ちょうどいい時に、新作をやり込むにはもってこいのフェスが続く。その模様からいきます。10月中には長野県の大桑中学校や、大道芸ワールドカップin静岡の関連イベントがありましたが、それは番外編にまわします。
長野で!
例年よりひと月遅く開催の長野市『ながの大道芸フェスティバル』。このお祭りには1997年?98だっけ? とにかく四半世紀以上、長野市街から善光寺に続く、この通りにお世話になっております。

毎年9月中に開催されるので、新作デビュー戦がこのお祭りだったりして、そんな出来たてホヤホヤのネタを、地元の皆さん、関東や関西から駆けつけてくれた皆さんが温かくも厳しい目で迎えてくれます。
強力な一、二番確立

アンパンマンは大オチのヤ○ザキパンマンのパートがだいぶまとまり、

皿回しも安定してきて、

トップバッターとしては十分な流れを作ってくれて上出来かと。

禰豆子もその流れをさらに加速させ、強力な一、二番が確立。なんの芸かわからんけどね汗。長野ということで、禰豆子は八幡屋磯五郎の七味や蕎麦をくわえました。
二週目の国宝は・・・

まだ芝居がバタバタしている。なんせ一人3役プラス、大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希のものまねもあり、流れちゃってる感じが・・・。こういうのはホントやり込みが必要ですね。

大須の時にお客さんから「佐々木朗希の足の上がり方が足りない」とご指摘いただき、この日はだいぶ意識しました笑汗

終わらせ方のタイミングはつかんだ模様。
クマが・・・
そうそう、このフェスの二週間前、善光寺の本堂にクマ出現の驚きのニュース。そんな中、クマが出てくる『三脚』のパフォーマンスは非常にやりづらくなる。特に死亡事故に繋がっている昨今は、シャレにならない。かといって、今や僕のパフォーマンスの中でも一軍定着、ストッパーの一員としての大きな戦力なので、やらないわけにもいかない。

ということで、「2021年作で、当時はクマが人里に出てくることはあまりなかったのでご容赦ください」との前説を入れての上演。ご容赦ください。ちなみに台湾にもクマがいるそうですが、人里には降りてこないとのこと。山に餌が豊富にあるんですね。ちょっとホッとしました。
たくさんの皆さんに!
地元の皆さんや関東、関西から大勢の皆さんが駆けつけてくれ、今年も楽しい新作お披露目会になりました!。皆さん、ありがとうございました!
雨の上野

1992年の秋に、この上野公園で本格的にパフォーマンスをして以来始まった僕の大道芸人生。33年目の秋です。今年もこの生まれ故郷の上野公園に帰ってくることが出来ました。

ヘブンアーティストTOKYO。2000年に始まったこのフェスももう25年ですか。5年に一度は雨が降ります。今年はその年回りか、僕の出演する日は大雨の予報。そんなわけで、紙ものを使うパフォーマンスは置いてきて、濡れても大丈夫なパフォーマンスばかり。

そうなると新作は紙の道具が多く、古株の出番です。昔のネタはたくましい。さすが、ストリートで生まれてストリートで育ったたたき上げです。今のは頭の中で考え、パソコンで出来上がるせいか、言葉も説明も多いし、その情報をカバーするために、紙で文字情報を補足するということでボードやスケッチブックが必需品。

これは2005年に作った『ラーメン』。2005年といえばドラマ『海猿』の流行った年。その主題歌B’zの『OCEAN』に乗せて作ったこの『ラーメン』は小道具を一切使わない、完全にパントマイムのパフォーマンスです。

ナレーションで物語が進行するものの、やっぱりシンプルでいいなぁ。ただ、今の小道具満載のコテコテしたパフォーマンスも作り甲斐があり、どちらも甲乙つけがたい。まあ、バランスよく、どちらの毛色のパフォーマンスもできればいいのだけれど。
奇跡的な天気!
この日は大雨の予報だったのに、なんとなんと、夕方にちょっと降られただけで、日中は問題なくできる奇跡的の展開。

スケッチブックを使ったこのネタも、

問題なくできました。
雨でも最高!

雨も大道芸の一種の演出だと考えております。背中が冷たくなる感じ。天からの雨粒を身体一杯に受けるこの瞬間、地球と一体になっていると、ちょっとゾクゾクします。

そしてこんなドラマが生まれれば、もう逆に、雨ありがとう! と叫びたくなるような。今年も無事、聖地上野で大道芸が出来た事を本当に嬉しく思っております。来年もまた、一つも二つも大きくなって、この枯葉舞う上野に戻れるよう、新たな一年が始まったような、お正月のような1日でした。
やはり3本作らなければ!
10月のフェスが終わり11月の静岡、大分・佐伯の最終章を前に、ある想いが自分を責め立てる。今年の新作『アンパンマン』『国宝』と二本はめどが立った。さらにリメイクの『禰豆子』、朝ドラの再放送にかこつけてやっている『花束マン』と、この秋のメンバーは出そろった感がある・・・ が、しかし、春、秋と新作を三作ずつ作ってきたこれまでの流れを考えると、今年はまだ二本。あと一本は? と頭の片隅で、ずっと問いかけられている気がして・・・。
長野の帰りの車内、Adoを聴きながら帰っていると、今年のソロライブで使った『エルフ』という曲が、僕のそんな想いを代弁するように訴えかけてくる。
♪走りなさい~ 探しなさい~挑みなさい~ 例え静岡、佐伯に間に合わなくても、やはりこの秋も3本作るべきではないのか。
♪挑みなさい~ 君の美しさや尊さを傷つけるものに~
僕の美しさや尊さを傷つけるものは・・・
もういいか、まあ二本作ったし、そういう年があっても・・・ といった逃げ口上。

そんな妥協が楽な方に、楽な方に自分を誘導する。「もうええでしょう!」 去年作った『地面師たち』のまさにあのセリフにすがり寄る顛末。大道芸界でもっとも往生際の悪いスタイルを貫き続けてきたこれまでの自分にしては、らしくないなぁと。
エルフをリピートで繰り返し聴いていると、お! この曲で、あのストーリーなら行けるかも・・・ 一筋の光明が見えた! 今年も三本出来るかも! いや、作らなければ! と妙に興奮した長野の帰り道でした。にしても静岡出発までは後3日しかない。さあ、ホントに出来るのか・・・
その模様はまた次回、秋ふり返りパフォーマンス編Part4で。おそらく次回で完結できると思います。お付き合いください~












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